2017年04月19日

藤前干潟の保全

ラムサール条約登録湿地である藤前干潟。ここで今問題になっていることがあります。

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シジミをとるために漁船で藤前干潟に侵入し、本格的な装備で根こそぎシジミを取っていく人たちがいるのです。

そのためか、ここ数年、シジミのような2枚貝を主食とするスズガモというカモの仲間が目に見えて減っています。

藤前干潟はラムサール条約登録湿地であると同時に特別鳥獣保護区にも指定され、そこの野生動物は厳重に保護されています。
ところがその保護されている野鳥の貴重な食糧源であるシジミの漁を規制する法律がないのです。
法的には問題がないため、シジミ漁をする人々に対して誰も何も言うことができません。

その結果、野鳥の数が減ってきているのです。

これでは一体何のためのラムサール条約登録かわかりません。

そこで、我々日本野鳥の会愛知県支部と藤前干潟に関連する自然保護団体は、このシジミ漁を規制するための
運動を展開することにしました。

まずは名古屋市に対して何らかの形で要望書を提出すべく今後活動していきます。

最終的な目標は、藤前干潟での漁やレジャーボートの侵入等を規制する条例を策定し、
藤前干潟をより野鳥が生息しやすい環境にすることです。

そのためには世論の力が必要です。

もしこの考えにご賛同いただけるならば、ぜひこの問題をSNS等で世の中に向けて発信して下さい。
お知り合いに新聞社や報道関係の方がいればこの問題を教えてあげて下さい。

そして世論の関心を藤前干潟の環境保全に向けていただければありがたいです。

どうぞよろしくお願いします!

日本野鳥の会愛知県支部 http://www.wbsj-aichi.org/
サギコロニー調査 http://herons-egrets.sakura.ne.jp/







タグ:藤前干潟
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2017年02月05日

名古屋港ポートアイランドを野鳥の保護区にする活動

愛知県の名古屋港にあるポートアイランドは名古屋港をしゅんせつして発生した土砂を積み上げて出来た人口島です。ここは国土交通省中部地方整備局の管理管轄で、国土交通省の資料によれば面積は257万m2、これはナゴヤドーム53個分の広さです。
名古屋港地図1.png

当初の予定を3倍以上も上回る土砂が積み上げられていてその高さは10mを越えすでに限界となってきており、国土交通省では新な土砂処分場を検討しています。

さて、このポートアイランドですが名古屋港の南端というロケーションでもあり、中部経済連合会は自動車の輸出基地としてモータープールの建設を求めてます。また愛知県会議員が海底トンネルによるアクセスを提案し、大村知事に対してポートアイランドへのアクセス方法調査費の予算化を求めるなど各方面がポートアイランドの産業利用に向けて動き出しています。

さて、日本野鳥の会愛知県支部では2年続けてポートアイランドに合法的に上陸して野鳥の生息調査を実施しています。その結果、ポートアイランドは野鳥の生息場所に十分に適する場所であることが判明しました。
適度に湿地があり、草も生えて、野鳥のエサやねぐら利用が確認されています。
ここ数年弥富市に飛来したナベヅルがねぐらとして利用している可能性が高いことや、絶滅危惧種である猛禽類のチュウヒ複数がエサ場として利用していることも分かっています。また絶滅危惧種でさらに種の保存法で国際希少野生動物種に指定されているコアジサシの営巣地としても適していると思われます。

そこでこのポートアイランドを産業利用するのではなく、野鳥の保護区として整備し、環境学習の場として活用することを提案したいと思います。

陸地から離れているということで人の攪乱がないことや天敵がほとんどいないという好条件から、このポートアイランドを野鳥の保護区として整備し、環境学習の場とすることは、「生物多様性の重要性を認識する」というCOP10愛知目標の精神に十分に合致するものです。

具体的な活動計画はこれからですが、もしこの意見にご賛同いただけるならば調査や活用方法の具体的アイデア等に御協力いただければと思います。

日本野鳥の会愛知県支部 http://www.wbsj-aichi.org/
サギコロニー調査 http://herons-egrets.sakura.ne.jp/








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2017年01月16日

探鳥会の案内人になるには

日本野鳥の会愛知県支部では探鳥会の案内人を引き受けて下さる方を常時募集しています。無償のボランティアで交通費は自分持ち。そのかわりに得られるものは参加者の笑顔と「楽しかった、ありがとうございました」という感謝の言葉です。

案内人になるには、まず愛知県支部の案内人または役員からの推薦が必要です。
推薦があると普及企画部部長と面談していただき、案内人としてやっていただけることを確認できたら役員会にかけられて承認されれば案内人となります。堅苦しい手続きのようですがほとんどの場合、役員のほうから、「ぜひやってもらえないか」と声をかけてあとは形式上の手続きを経て案内人になるケースがほとんどです。

さて、案内人になることに興味がある、という方は以下を参考にしてください。

探鳥会の案内人に求められる資質は次の3つです。
 @野鳥が好きであること
 A野鳥観察の面白さを伝えることが好きであること
 B野鳥観察を皆といっしょに楽しめること

野鳥に関する専門知識は特に必要ではありません。なぜなら探鳥会の参加者は学術的なことに興味を持ってくる人は少なく、野鳥の美しさや、しぐさのかわいらしさといったものを見たくて来る人が大半だからです。案内人にとって一番大切なことは案内しながら自分も心から野鳥観察を楽しめることです。自分が楽しくなければ参加者も楽しいはずがありませんから。それからもうひとつ大事なことは普通種の観察にも面白さを見出す、ということです。自分にとっては見慣れた野鳥、たとえばヒヨドリとかツグミであっても初めて参加された方は人生で初めて観察する鳥かもしれません。ですからヒヨドリを見た案内人は「なんだヒヨドリか」と言ってはいけないのです。案内人がヒヨドリについて知っていることはせいぜい単にそれがヒヨドリという名前である、それにほぼ日本固有種である、くらいのことではないでしょうか。ヒヨドリやツグミやスズメといった普通種もまだまだ知らないことがいっぱいです。それを初めて観察される方々とともにいっしょに楽しむ、これこそ楽しい探鳥会を案内するための案内人に必要な資質かと思います。

案内人になるにはベテランである必要はありません。
これからは特に若い方や女性の方に案内人になっていただき、探鳥会を盛り上げてほしいですね。

日本野鳥の会愛知県支部HP http://www.wbsj-aichi.org/
サギコロニー調査HP http://herons-egrets.sakura.ne.jp/index.html


posted by Ted at 21:05| Comment(0) | お知らせ