2017年06月25日

平成29年6月24日サギコロニー調査結果速報

6月24日(土)蟹江インターチェンジのサギコロニー調査を実施しました。
参加者は36名。天気くもり。それほど暑くなく、まずは快適に調査を実施することができました。

まずは恒例となったおやつ。今回は調査に参加して下さる方のうち、有志に1時間前に集まってもらって菓子の袋詰めを手伝ってもらいました。暑い時期なので塩分補給になるようにスナック系を多くしました。しかしちょっと偏ったか。。それと沖縄みやげの飴や、写真には写っていませんが桑名市の名物かりんとう饅頭、安永餅を差し入れしていただきました。

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今回は今シーズンのサギグッズとして、サギマスコットを参加者全員に配布しました。支部会員Mさんの手によるものです。アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アマサギ、ゴイサギ、それにレア物として、ミゾゴイ、タカサゴクロサギ、アカガシラサギ、カラシラサギを各1個づつ作成。これらを箱に入れてくじ引き方式で引いてもらいました。レア物を引き当てた人は幸運でした。

(下の写真にレアなサギが1個混じっています。どれかわかりますか)
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毎回カウント調査の前には識別勉強会として飛翔するサギの動画を見ながら識別勉強会をするのですが今回は「実践編」と題して実際の調査員目線で調査時間に撮影した動画で勉強会を実施しました。特に正面から飛んでくるサギは識別が難しいため正面から飛んできて頭上を通過する個体の識別に取り組みました。
下の写真はその勉強会資料の一部です。何サギかわかりますか。
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さて、サギコロニーについてですが、今シーズンは弥富インターチェンジのコロニーで営巣ゼロという状況が続いています。その分、蟹江ICは数が増え、弥富ICで営巣するはずだった個体の全てが蟹江ICに集中しているようです。

蟹江ICループ内はサギの数がすごいことになっており、推定1200羽です。
木で営巣できない個体は地上営巣しており密集状態で、正確な数をカウントすることはほぼ不可能なくらいです。
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夕方17:30から日没後の19:26までの飛来数は約2500羽。合計で3700羽と推定しました。(速報値)
例年の約2倍近い個体が帰巣してくるため、調査ポイントによってはほとんど休む間もない状態でした。


念のため弥富IC内の状況も確認しましたがやはりこちらは営巣ゼロでした。

蟹江ICでは南側の従来は営巣していなかった場所をねぐらとして利用し始める個体もいるようです。今後ねぐらの拡大の可能性があるため注意して見守る必要があります。

次回サギコロニー調査は7月29日(土)です。
その頃は相当数が巣立ちしており数はかなり増えているでしょう。

日本野鳥の会愛知県支部 http://www.wbsj-aichi.org/
サギコロニー調査 http://herons-egrets.sakura.ne.jp/




posted by Ted at 15:55| Comment(0) | サギコロニー調査

2017年05月28日

2017年5月27日 サギコロニー調査結果速報

2017年5月27日サギコロニー調査を実施しました。

まずは、今回のおやつです。
えびカリ、キットカット(調査員の差し入れ)、源氏パイ、フルーツゼリー、バウムクーヘン、それに熱中症予防の塩アメ。約2時間のカウント調査は結構体力を消耗するため、このようなおやつはエネルギー補給のための結構重要なアイテムです。毎回、甘い物、スナック系、ゼリー系、飴系、その他をバランスよく配分することを心がけて選定しています。
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さらに今シーズンのサギ調査オリジナルグッズを紹介します。
今回は、サギのフェルトマスコットです。裏面に安全ピンがついており、リュックサックや帽子などに付けることができます。下の写真をご覧ください。何サギかわかりますか?
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このフェルトマスコットは非売品で、調査に参加した人のみの限定配布となっています。

さて、今シーズンの蟹江、弥富ICサギコロニーでは異変が起きており、弥富ICコロニーではサギの営巣数ゼロ、という状況になっています。
なぜ営巣数ゼロになってしまったのか、はっきりとした原因はわかりませんが、推測としては弥富ICループ内の下草を3月頃にきれいに刈り取ったため、サギたちがその状態に警戒心を抱いてしまったのか、ということが挙げられます。あるいはサギのデコイの設置に違和感を抱いてしまったのかもしれません。

いずれの要因にせよ、今回の調査では弥富ICコロニー営巣ゼロ、という状況が蟹江ICコロニーの営巣数にどんな影響を及ぼしているのかが注目されました。

調査の参加人数は、大学生8名、高校生2名、小学生2名を含む41名でした。弥富IC営巣数ゼロのため、通常であれば蟹江チームと弥富チームに分かれてカウントをするのですが、ほぼ全員が蟹江ICでカウントをすることにしました。A班、B班で同じ調査ポイントに立ってサギ飛来数をカウントし、後から結果の数字を照合する、という方法です。

さて、注目の結果ですが、蟹江ICループ内はすごいことになっていました。昨年同時期は275羽でしたが、今年はすでに見える範囲内のみでも約400羽です。しかも樹木が満杯で地上営巣の個体が相当数いました。あまりに地上営巣が多く、また観察ルートのすぐそばで営巣しているため、ループ内の奥にまで入ってのカウントは諦めざるを得ない状況でした。そのため見えない範囲にいる個体は見える範囲にいる個体の少なくとも同数以上はいると考えられます。そこでループ内は少なくとも約850羽と推定しました。

ループへの飛来数ですが、こちらは888羽という結果でした。

よって蟹江ICの個体数は約1738羽と推定されます。

昨年5月同時期では弥富ICと蟹江ICの合計個体数は1675羽です。

この結果から、弥富ICで繁殖するはずだった全ての個体が蟹江ICループ内に集中した、と結論づけることができるでしょう。他コロニーへの分散もないと思われます。

弥富IC付近では調査員2名を配置して、サギの飛来方向を確認しました。
すると確認された個体のほとんどは蟹江IC方向へ飛んでいきました。
弥富IC付近から西をエサ場にしている個体も蟹江ICで営巣していることが推測されます。

今後の注目点としては、蟹江IC個体数はどこまで増えるのか、ループ内がオーバーフローしたとき、それらの個体はどこへ行くのか、ということです。

あまり蟹江ICループ内で数が増えすぎると車との衝突事故の懸念が増大します。
そのためせめてねぐら利用でもいいので弥富ICループに戻ってくることを期待しつつ、次の対策を計画中です。

次回カウント調査は6月24日(土)です。
(なお、過去に一度も調査に参加されていない方の新規募集は締め切りました。)

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posted by Ted at 07:01| Comment(0) | 日記

2017年05月23日

島根県雲南市のサギ駆除

島根県雲南市の撃ち殺されてしまったコウノトリはかわいそうでした。
それにしても「サギと間違えて撃った」とは聞き捨てならず、
雲南市にサギ駆除の状況を電話で確認してみました。

まずどんなサギ被害が出ているのかについて聞いたところ、「サギが田んぼの苗を踏み荒らす」のだそうです。
苗は一度踏み倒されると植え直す必要があるため農家の方にとって大変な手間となるとのことでした。

駆除するサギの種類は、ダイサギ、コサギ、チュウサギだそうです。
(チュウサギは準絶滅危惧種なんですけど。。)

駆除については、農家の方から依頼がある都度、その田んぼに行って駆除するそうです。
駆除は猟友会に委託、駆除の許可は市長権限で発令しています。

いつごろから駆除しているか確認したところ、
雲南市は平成16年に合併したが、それ以前から駆除は実施している、
いつ頃から始まったかは今すぐにはわからないのだそうです。

駆除数ですが、毎年100羽前後を駆除しておりその内訳は不明です。
(内訳不明って。。)

雲南市は農家が多く農業被害も多いので、
農業被害で農地を放棄されても困るため鳥獣被害対策には力を入れています。

今回の”コウノトリ事件”については雲南市は大変申し訳なく思っており、
2度とないように努めます、と担当者には謝られてしまいました。
(別に責める気は全くなかったのですけど。。)

この先コウノトリが増えて苗を踏む被害が出なければいいが、
と思いました。コウノトリはサギよりもずっと大きいので、
苗の踏み倒し被害はサギよりも大きいでしょう。

コウノトリが駆除される日もいずれは来るのでしょうか。
(国の特別天然記念物ですけど。。)

そうならないようにコウノトリは増やさないようにするほうが
いいのかもしれません。(いや、これは冗談です。笑)


人とサギの共存はなかなか難しいですが、愛知県はサギとの共存の見本として、
これからも共存方法を探っていきたいものです。

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posted by Ted at 21:49| Comment(0) | サギコロニー調査