2018年02月11日

3月17日 コアジサシデコイの色塗りイベント開催!

コアジサシデコイの色塗りイベントを開催します。
皆で力を合わせて、約300個(!)のコアジサシデコイに色を塗りましょう。
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日時:平成30年3月17日(土)午前10時〜午後3時か4時ころまで 途中参加可。昼食持参してください。
場所:なごや生物多様性センター(名古屋市天白区元八事五丁目230番地 地下鉄鶴舞線「塩釜口」下車、2番または3番出口から南東方向へ徒歩5分)
  • 地図

  • 募集人員:約40名程度
    持ち物:もしあればカッターナイフ、ハンドカバー、エプロン。多少汚れてもよい服装でお越しください。


    色塗りするコアジサシのデコイはコロニーに設置するためのものです。
    差し上げるわけではありませんのでどうぞご注意を!

    コアジサシ募金として、1000円を寄付していただいた方には色塗り前のコアジサシデコイ1体を差し上げます。
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    もし3月17日当日、時間が余ったらその差し上げるデコイの色塗りをしてもらってかまいません。
    ただし最低300個は塗るので、時間が余るかどうかは参加者のがんばり次第です。

    参加申し込みは日本野鳥の会愛知県支部へお願いします。
    メールアドレス front@wbsj-aichi.org
    電話 052-912-9531 (月・水10時〜15時、土10時〜17時)

    皆様のご参加、お待ちしています!!!
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    posted by Ted at 07:50| Comment(0) | コアジサシ保護

    2018年02月04日

    コアジサシ募金のお知らせ

    日野自動車グリーンファンドからの助成金を得て進めているコアジサシ保護活動ですが、現在募金を皆様から募っています。一口500円で、募金にご協力していただいた方にはそのお礼としてコアジサシをデザインした缶バッジを1個差し上げています。
    缶バッジには2種類あっていずれのデザインもかの有名な野鳥画家の谷口高司氏です。このたびは我々の活動に賛同してコアジサシのデザインを2種類提供していただきました。しかもそのうちのひとつはわざわざ書下ろしていただいたものです。
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    愛知県支部の探鳥会のときに募金を募りますのでぜひとも募金して下さい。2口募金すれば2種類のバッジを差し上げます。遠方に在住で探鳥会に参加できない方は愛知県支部に連絡いただければバッジを発送します。バッジが届きましたら指定の銀行口座に送料と募金額を振り込んで下さい。

    もうひとつお知らせがあります。
    今回の活動の目玉ともいうべき金型によるコアジサシデコイのテストショットに成功しました。写真はそのサンプル成形品です。
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    金型による成形品です。白い色をしているのはデコイの材質のためです。この材質は紙質とプラスチックの混合材料で破棄するときは一般ゴミとして焼却が可能な環境にやさしい材料を用いています。硬くて耐久性があります。金型による成形では同じ品質のものを大量に作成することが出来ます。従来のデコイのように木を削り出して作る必要がありません。手間がかからず大量に作るほど安価です。

    そしてこの成形サンプルに色塗りをしました。その色塗りサンプル品がこちらです。
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    イメージ通りのコアジサシデコイが出来上がりました。

    今回の募金活動では、追加でさらに1000円を募金していただける方にこの塗装前のコアジサシデコイを1体差し上げます。自分で色を塗って自分だけのコアジサシデコイを完成させて部屋に飾って下さい。そして絶滅危惧種であるコアジサシの状況に思いを巡らせて下さい。そしてもし時間が許せば我々の保護活動に参加して下さい。今回作成の量産型コアジサシデコイは環境保護への人々の思いを束ねる象徴的存在でもあるのです。

    コアジサシデコイの量産は3月を予定していますのでその時期になりましたら別途募金の募集をさせていただきます。

    皆でコアジサシ保護プロジェクトを成功させましょう!

    日本野鳥の会愛知県支部 http://www.wbsj-aichi.org/







    posted by Ted at 21:44| Comment(0) | コアジサシ保護

    2018年01月14日

    ニシセグロカモメ(ホイグリンカモメ)について

    藤前干潟周辺でウミネコより明らかに大きく、足の黄色いセグロカモメのような鳥を見かけることがあります。
    「カモメ識別ハンドブック (氏原巨雄 氏原道昭)」を参考にすると、”ホイグリンカモメ”とするのが妥当かと思うことがよくありました。

    しかし、鳥類目録第7版では、「ホイグリンカモメ」という種名を採用していません。
    ビッグイヤー愛知2018ではカウント可能な野鳥の種類を鳥類目録第7版に準拠しています。
    なので、もし今回のビッグイヤー愛知2018で、足の黄色いセグロカモメのような鳥がいた場合、判断に迷うと思います。

    そこで判断の参考になるよう、日本で入手可能な図鑑を引用しながら説明します。

    まず、「フィールドガイド日本の野鳥(日本野鳥の会)」は、鳥類目録第7版に準拠しています。よってホイグリンカモメ独立種としては記載がないですが、カッコ付きでニシセグロカモメと同等に扱われています。
    318ページから引用。
    ニシセグロカモメ Larus fuscus
    「亜種ニシセグロカモメ(ホイグリンカモメ)L.f.heugliniが全国的に渡来するが、少ない。セグロカモメよりやや細身で、成鳥冬羽では足が橙色から黄色味をおびた肉色。背は灰色でウミネコほどの濃さ。翼先端部の黒色部と灰色部の間の白色部は目立たない。第1回冬羽では初列風切は一様に暗色で雨覆はセグロカモメより暗色部が多い。」

    「GULLS OF EUROPE, ASIA AND NORTH AMERICA (KLAUS MALLING OLSEN)」では、ホイグリンカモメ Larus heugliniとニシセグロカモメ Larus fuscusは別種として扱われています。バルト海周辺で繁殖する個体群をニシセグロカモメLarus fuscus、ロシアの極北地帯で繁殖する個体群をホイグリンカモメLarus heugliniとしています。

    「COLLLINS BIRD GUIDE 第2版」では、ホイグリンカモメ Larus fuscus heiglini はニシセグロカモメLarus fuscusの亜種として扱われていますが、”(種としての扱いは)さらに調査中である。”との記載があります。

    「BIRDS OF EAST ASIA」では、ホイグリンカモメ Larus heuglini として、独立種として扱われています。
    「カモメ識別ハンドブック (氏原巨雄 氏原道昭)」では前述のとおり独立種としています。

    いずれにせよ、今回のビッグイヤー愛知2018では、鳥類目録第7版に従う、というルールにしていますので、ホイグリンカモメという名前ではカウントできません。ニシセグロカモメの可能性を検討して下さい。

    ニシセグロカモメの可能性を検討する際には、どの図鑑であってもホイグリンカモメの項目と照合していただいてかまいません。なぜならホイグリンカモメ heugliniを独立種と扱おうがニシセグロカモメLarus fuscusの亜種と扱おうが、少なくともホイグリンカモメと識別される範疇に入っていれば、鳥類目録第7版でいうところのニシセグロカモメLarus fuscusの範疇に入っているからです。ですから、例えば氏原巨雄・氏原道昭氏の「カモメ識別ハンドブック」のホイグリンカモメを参考に識別してホイグリンカモメである、と判断できれば、ビッグイヤー愛知2018ではニシセグロカモメとしてカウント出来ることになります。

    次に、識別に際しての注意点です。
    セグロカモメとニシセグロカモメの違いは単に足の色だけではありません。どの図鑑を参照してもニシセグロカモメの背の色はウミネコに近い色をしています。これは氏原氏「カモメ識別ハンドブック」28ページ、70ページが大変参考になります。もしビッグイヤー愛知2018に参加している方でこの「カモメ識別ハンドブック」を未入手の方は入手することを強くお勧めします。

    なお、鳥類目録第7版には、キアシセグロカモメ Larus cachinnans というのも載っています。これは前述「カモメ識別ハンドブック」のモンゴルセグロカモメに相当すると思われます。こちらはそれほど足の色は黄色くありません。「カモメ識別ハンドブック」では”足は黄色いものもいるが、淡いピンク色か肉色の個体が多い”と記載されています。GULLS OF EUROPE, ASIA AND NORTH AMERICA のイラストを見ても足の色は淡いピンク色です。こうなるとキアシセグロカモメという和名は大変ややこしいです。モンゴルセグロカモメかと思われる個体を撮影したら「カモメ識別ハンドブック」や「GULLS OF EUROPE, ASIA AND NORTH AMERICA」を参考にして慎重に検討し判断して下さい。そして確信が持てたら、キアシセグロカモメ、とカウントして下さい。(よほど識別に自信がないと難しいと思います。)

    これらセグロカモメ群の分類について詳しく知りたい方は、文一総合出版の「日本の野鳥550水辺の鳥 増補改訂版」に4ページに渡って詳述されていますので参考にして下さい。愛知県支部の事務所に蔵書があります。

    ではビッグイヤー愛知2018の参加者の皆様のご健闘を祈ります!









    posted by Ted at 21:42| Comment(0) | その他