2016年10月24日

ササゴイコロニー保全について

ササゴイはシラサギ類とはコロニーを形成せず、彼らだけのあまり密集しないコロニーを形成します。以前は名古屋市の港区のメインストリート街路樹でコロニーを形成しましたが、商店街の街路樹だったせいか、2年ほど前に街路樹の枝の大半が伐採されてしまい、、コロニーは消滅しました。5年前、仕事で熊本県の菊池市に滞在したとき、菊池市内の菊池温泉街のメインストリートにササゴイのコロニーがありました。菊池市は温泉街周辺にたくさん自然が残っており、ササゴイのコロニーを形成するには都合のよい場所が他にもたくさんありそうなのですが、なぜかその温泉街のメインストリート街路樹に集団繁殖していました。

菊池市の場合は、街路樹の下に「ササゴイ営巣中」とか書いた看板が立ててあり、ササゴイの営巣地を見守るような対策が立ててありました。保護というよりは、「注意喚起」という程度のものでしたが、その程度でも十分だと思います。ぜひ愛知県でも看板設置等でコロニーの保全をしていただきたいと思います。

今回、愛知県岡崎市在住の若手支部会員が岡崎市で繁殖したササゴイの報告書を作成してくれましたのでここに掲載します。striated heron colony report.pdf
岡崎市の場合は周辺にササゴイの繁殖に適する場所がなくなり、この場所に来ざるを得なかった、という状況のようです。気がついたら絶滅寸前、ということにならないように皆で気にしつつ、営巣地を保護できるものなら保護していきたいものです。

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2016年10月06日

サギうちわとサギタオル、海を渡る!

オリジナルグッズとして2年前に作ったサギ識別うちわと、今年作ったサギのイラスト入りタオルがとうとう海を渡りました!

茨城のサギ研究者である益子さん(サギタオルのイラストを提供して下さった方です、)と筑波大学の徳永先生がアメリカのノースカロライナ州で9月に開催されたサギのシンポジウムに参加され、その際に愛知県支部が作ったサギうちわとサギタオルをオークション用にアメリカに持参して下さったのです。
sagisynposium_IMGP1526.JPG

オークションはテーブルの上に並べられたアイテムの横に置かれた用紙に各自が購入金額を記入していくという「サイレントオークション」方式です。うちわとタオルのセットで最高で13ドルの値がついたそうです。あのオリジナルグッズに値がつくとはうれしい限りですね。2年前にサギうちわを作ったときはまさか海を越えて海外の研究者の手に渡るなどとは夢にも思っていませんでした。また同じテーブルの上には我々愛知県支部のサギコロニー調査活動を紹介した資料も置かれ、世界中のサギ研究の大御所が集まるサギシンポジウムで我々のような素人集団の活動が紹介されるという光栄に授かりました。何ともありがたいことです。

集会自体はサギだけではなくアジサシの集会もあって全部で150名ほどの参加があり、そのうちサギシンポジウムには約50名が参加されたとのことです。各自の研究発表や研究者ネットワークの今後の展開、研究があまり進んでいない希少なサギの研究を今後どう進めるかについてのディスカッションがありとても良いシンポジウムだったそうです。

話はかなり飛躍しますが、日本野鳥の会愛知県支部においては、日本でサギのシンポジウム「サギサミット」を開催することが夢です。サギサミットではサギの生態からサギと人との共生、さらには日本の鷺山の歴史まで幅広いテーマについて皆で話し合ってサギと日本人との関わりを深めていきたいと思います。開催年度は未定ですが、賛同いただけるかたはその際はぜひご参加よろしくお願いします。開催場所は愛知県、季節はもちろん蟹江・弥富ICサギコロニーでサギが繁殖している夏です。参加者全員で蟹江・弥富ICコロニーを観察に行きましょう!

サギコロニー調査ウェブサイト http://herons-egrets.sakura.ne.jp/
日本野鳥の会愛知県支部ウェブサイト http://www.wbsj-aichi.org/ 



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