2017年12月17日

今年の思い出のイベント

今年も残りあとわずかとなりました。

今年1月1日から公開した愛知県支部の新ホームページはおかげさまでご好評をいただきました。
すばらしい写真を提供していただいた支部会員の中村廣治さんをはじめ、大勢の方々に感謝いたします。

さて、今年1年をホームページに使用した写真で振り返ってみたいと思います。
まず今年一番最初のホームページのトップ写真は「岩藤新池探鳥会」をお知らせするカワセミの写真でした。
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この印象的な写真のおかげでしょうか、探鳥会には予想を大幅に上回る90名以上の方々に参加していただきました。

次はビッグイヤー愛知2017の開催をお知らせする写真です。メジロがアケビの実を食べる姿が非常に美しいです。
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ビッグイヤー愛知2017は4月1日から9月30日の競技期間で180種類もの野鳥写真が撮影されるという予想を大幅に上回る結果に驚かされました。(フォトクラス優勝:愛知県支部 中山雅晴さん)

5月は恒例のセントラルパーク写真展を開催しました。
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セントラルパーク野鳥観察会もバードウィークの恒例行事です。名城公園からセントラルパークまでを歩いて野鳥観察するという街中バードウォッチングです。
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写真展に合わせて若手写真家の菅原貴徳氏をお迎えして講演会を開催しました。
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月刊誌「BIRDER」に連載中の記事の話や、ミラーレスカメラでの写真撮影方法など興味深い話が盛りだくさんで楽しい講演会となりました。

また2011年から実施している蟹江・弥富インターチェンジサギコロニー調査は今年で7年目となりました。
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今年は弥富インターチェンジのコロニーが消滅し、その分蟹江インターチェンジがオーバーフローするという結果になりました。来年はサギと人とがどうやって共存するのかをネクスコ中日本に提言するため愛知県支部で現在検討中です。

7月のツバメのねぐら入り観察会には本部からの案内の効果もあり非常にたくさんの参加者がありました。
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今年はいくつかの初の試みを実施しました。そのひとつが「学生による学生のためのバードウォッチング」です。愛知県支部の若手のホープ、西村さんが企画しました。
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第1部は藤前干潟で観察会、引き続いて第2部は夕方から緑区の螺貝池でツバメのねぐら入りを観察するというダブルヘッダーの探鳥会でした。若者ならではの発想ですね。

9月には「学生による学生のためのバードウォッチング」第2弾を平和公園で開催しました。
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通常、探鳥会は午前中にスタートして昼頃に終了というパターンがほとんどですが、「学生による学生のためのバードウォッチング」は午後スタート、夕方解散というパターンでこれは従来にない発送でユニークな試みでした。

一般の初心者を対象にした探鳥会も実施しました。そのひとつが初心者向け藤前干潟探鳥会です。
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通常の探鳥会と合わせてグループ分けして初心者向け探鳥会を実施するという試みでした。名城公園でも同様に実施し、大勢の初心者の方に参加していただきました。


NHKの「ダーウィンが来た!」では蟹江インターチェンジのサギコロニー特集が放送されたので大勢の方が御覧になったのではと思います。
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放送後しばらくの間、どこに行ってもこの話題で持ち切りでした。特に放送中のシーンに登場した支部会員のサギ調査員はあちらこちらで声をかけられたそうです。この番組の影響力に驚かされます。また愛知県支部の留守番電話に「皆様の保護活動に感動して涙が出ました」という匿名の女性からの声が録音されていました。すごくうれしい話ですね。

秋の写真展は庄内緑地で開催されました。
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秋の写真展と合わせて初心者向け野鳥講座も開催され好評を博しました。
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11月には「チュウヒサミット2017」を日本野鳥の会三重、名古屋鳥類調査会との合同で開催しました。
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日本のチュウヒ繁殖地はメガソーラー発電などの開発で次々と消滅しています。今回はその危機感を皆で共有するサミットとなり今後の活動の活性化に弾みがつきました。

この他に宿泊探鳥会、定例探鳥会、平日探鳥会、その他探鳥会、室内例会などさまざまな活動があり、大勢の方々に参加していただきました。

以上、今年実施した数々のイベントを紹介しました。
こうして改めて振り返ると愛知県支部では実に様々なイベントを実施して多くの人に楽しんでいただいたのだな、と思います。

さて今年1年の振り返りはこのくらいにして、ここでひとつお願いがあります。

ここで紹介した探鳥会や写真展、保護活動などのイベントはほとんどが愛知県支部会員の会費で成り立っています。

もし非会員の方で来年も継続的に支部の探鳥会その他イベントに参加して下さる方は、日本野鳥の会愛知県支部に入会して支部会員になっていただけないでしょうか。
あなたの会費が愛知県支部の運営の助けになり、野鳥を愛する人たちを増やす助けになり、さらには野鳥保護の助けとなります。あなたの会費によりさらに多くのイベントを企画するチャンスが広がりあなた自身の楽しみの拡大にもつながります。

来年は愛知県支部創立80周年という記念の年でもあります。
「女子探鳥会」や「ビッグイヤー愛知2018」などの支部会員限定のイベントもいくつか企画されています。ぜひ支部会員としてこれらのイベントを楽しんでいただくとともに、愛知県最大の自然保護団体として行政に物申すことのできる団体の一員として活動して下さい。

入会案内は「会員になるには」をクリックして下さい。入会方法の詳細が書かれています。

会員になるには

入会手続きが難しいと思われる方は遠慮なく支部事務所に電話下さい。
入会方法をご案内させていただいております。
(電話:052−912−9531 月・水・土 午前10時〜午後15時)
メールは、front@wbsj-aichi.org

あなたの御入会を愛知県支部は心からお待ちしております! 

日本野鳥の会愛知県支部





















posted by Ted at 19:22| Comment(0) | お知らせ

2017年12月06日

コアジサシ保護プロジェクト始動!

コアジサシ保護プロジェクトがスタートしました。

これまではコアジサシの営巣地を見つける都度に、愛知県自然環境課に保護を申し入れするというスタイルでしたが、これから来年にかけてはもっと積極的な保護活動をします。

保護活動の骨子は以下の通りです。

・まずコアジサシの営巣候補地を探して、
・営巣候補地の管理者と交渉して、
・土地のコアジサシコロニーとしての利用許可をもらい、
・土地をコロニーとして利用できるよう整備して、
・デコイを置いてコアジサシを誘導し、
・営巣が始まったら天敵から守る工夫をして、
・コアジサシのヒナが巣立ちしてコロニーを去るまで見守る
というアクティブな活動です。

出来れば、東京都大田区の森ケ崎コロニーでNPO法人リトルターンプロジェクトがやっているように、行政、市民、保護団体が三位一体となった活動が出来れば理想です。
さらに誘導して出来たコアジサシコロニーがコアジサシ安住の地として毎年コアジサシが訪れるようになればもう言うことはありません。コアジサシが絶滅危惧種の指定から外されるまで活動を続けていきたいですね。

今回の活動の目玉は、コアジサシのデコイ用金型です。
従来のコアジサシデコイは木を削り出して作るタイプが主流でした。
この方法だとひとつひとつが手作りのためかなりの手間と時間がかかります。

そこで今回はデコイ作成用の「金型」を作成して、コアジサシデコイを作る手間と時間を削減することにしました。さらにこのコアジサシデコイを全国のコアジサシ保護活動団体に格安で提供することでコアジサシ保護活動の活性化することも視野に入れています。

下の写真は、デコイ金型作成用の原型モデルで、尾羽を上げた抱卵姿勢です。手彫りで大きさは実物大、未塗装です。このデコイを用いてシリコンで反転型をとり、それをもとにして金型を作ります。
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この原型モデルは日本のコアジサシコロニー研究の第一人者である早川先生に作成していただきました。すばらしい出来映えですね。金型を利用すればこれと同じ形のデコイを何千、何万と作ることが出来ます。
金型で作るデコイの材料は木紛入りのプラスチックを用います。廃棄するときは燃やして処分することができる環境にやさしい材料です。金型作成と製品の成形は木粉入りデコイ金型をこれまで多数手掛けてきた阿久津樹脂工業さんに依頼をしました。木粉入りプラスチックの厚肉成形というのは技術的に非常に難しいためやれるメーカーは少ないです。阿久津樹脂工業さんはそれの出来る数少ないメーカーのひとつです。

金型で作成したままのデコイは木の色の茶色をしているため、実際にデコイとして使用するときはアクリル塗料で色を塗ります。
この色塗りは、イベントとして地元の子供たちを集めて実施することを検討しています。

このデコイ原型モデルをコロニー風の場所に置いてみました。
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いかにも抱卵中のコアジサシに見えます。このデコイを置いた場所にコアジサシがやって来て繁殖が成功することを願ってやみません。

このプロジェクトは「日野自動車グリーンファンド」からの助成金をうけています。
助成金合格通知をうけとった瞬間はすごくうれしかったですが、次の瞬間には責任の重大さにプレッシャーを感じました。
何としてもこのプロジェクトを成功させたいと思っています。

プロジェクトの情報はこのブログ、ツイッター、支部報等で流しますので、ご協力よろしくお願いします。

日本野鳥の会愛知県支部HP  http://www.wbsj-aichi.org/










posted by Ted at 23:01| Comment(0) | コアジサシ保護