昨年春、サギレンジャー6種類、(アオサギレンジャー、ゴイサギレンジャー、ダイサギレンジャー、チュウサギレンジャー、コサギレンジャー、アマサギレンジャー)とオオバンレンジャー、クロツラヘラサギレンジャーのヘルメットを製作、おかげさまで好評でした。
でも何か、物足りなさがずっと残っていました。
何かが足りない。そんな思いがずっと続いていたのです。
で、あるときハッと気づきました。「そうだ。支部長の被るヘルメットがない。。」
そうなんです。我らが総大将、新實支部長が被るヘルメットがないんです。
これはいけない、一番肝心の支部長が被るヘルメットがなくては何も始まらないではないか。
そう思って、どんなヘルメットがいいのか、ずっと構想を練ってきました。
構想には約半年以上かかり、このたび構想が固まって一気に作成し、完成しました。
まずは、素材となるヘルメットを購入。

眼鏡をどうするか悩みましたが、やはり本物がいいだろうと結論して、
支部長がかけているのと似たものを入手しました。
通販で5000円しました。こういうことにお金をケチってはいけません。

支部長といえば、なんといってもあの太くて男らしい眉毛です。
「支部長専用」では眉毛を大胆にデフォルメすることにしました。
まず眉毛を紙で作って形を決めたのち、厚さ2mmのプラ板から削り出します。
プラ板から切り出すときに役立つのがP−カッターです。
写真のP−カッターはかれこれ35年以上愛用しています。

同様にして目玉もプラ板から削り出します。
そして、支部長お得意の決めポーズ、「人差し指と親指のピースサイン」もプラ板から削り出します。

削り出したら、カッターナイフとヤスリで形を整えます。
出来たのが下の写真です。

ピースサインはプラ棒でヘルメットから吊り下げることにしました。
そのために5mm角棒を使用。この棒はスチロール樹脂で出来ていて、
70〜80度くらいのお湯に浸して温めると曲げることができます。

ヘルメットに黄色でクチバシを描きます。
マスキングテープでしっかりとマスキングをしてエアブラシで塗装しました。
やはりサギレンジャーなのでクチバシがないことには格好がつきませんね。

眉毛、目玉は黒で塗ります。目玉の白い部分には丸く切り出したマスキングテープを貼っておき、
黒で塗ったあとにはがします。
なんだか、「福笑い」みたいですね。

塗料が乾いたら、ヘルメットに眉毛と目玉を接着剤で貼り付けます。
眉毛の位置と角度が結構難しいです。少し斜めにつけると、それっぽくなります。

次は眼鏡の装着です。
眼鏡の鼻あてがヘルメットに当たって邪魔なのでニッパーでカットします。
眼鏡の製作者が見たら(なんてことだ!)って泣き出すかもしれませんね。

そしてヘルメットに眼鏡を装着して、外れないように接着剤で固定します。

ピースサインを5mm角棒に取り付けます。

その角棒をヘルメットに取り付けます。取付部分には角棒を両側から貼って補強しました。

仕上げに、ちょうどあごのところにピースサインがくるように角棒の形状を微調整します。

そして完成!!


これで今年のサギ調査は完璧です!