2016年03月11日

量産型コアジサシデコイ プロトタイプ完成

サギコロニー調査とは別のプロジェクト「量産型コアジサシデコイプロジェクト(仮称)」も着々と進行中です。

ほんの数年前までは日本有数のコアジサシ繁殖地であった愛知県。しかし、繁殖場所の乱開発等によってここ数年その繁殖数は激減、昨年2015年度の県内でのコアジサシ繁殖数はかつての数千羽からなんと数十羽に。。。県内ではほぼ絶滅状態です。この現状を打開するためのプロジェクトが「量産型コアジサシデコイプロジェクト」です。

従来コアジサシの繁殖地誘導のために使用するコアジサシのデコイ(模型)は手彫りの木製品を絵具で塗装したものであり、出来栄えはよいのですが大量に作成するには非常に手間がかかっていました。
(従来品の写真)
koajidekoi 20150624 050605.jpg

この上写真のような木彫りデコイに代えて、金型による樹脂成形でプラスチック製デコイを安価に大量生産し、繁殖候補地に大量に設置することでコアジサシを誘導、県内繁殖地を回復させよう、さらに作成した量産型デコイを全国のコアジサシ繁殖地に提供して日本各地のコアジサシ繁殖地を回復させよう、というのがこのプロジェクトの目的です。

このプロジェクトでは、株式会社酒井製作所さんに全面的に御協力いただいております。日本野鳥の会愛知県支部会員でもある酒井製作所さんは、自動車電装品組付メーカーとしてレクサスの電装部品等も手掛ける、高い技術力と品質を誇る会社です。
(酒井製作所さんのホームページ http://www.sakaiss.jp/index.html

今回はまず試作品として金型を作るための元となる原型モデルを3Dプリンターで作成していただきました。
(光造形3Dプリンターによるプロトタイプ 未塗装)
M1880011.JPG
このまま東急ハンズで売れるんじゃないか、という意見も出たほどすばらしい出来栄えです。

足は脱着式となっており、着座の抱卵姿勢も可能です。
(着座抱卵姿勢)
M1880030.JPG

さてプロトタイプが完成したところで、すぐにでも次のステップの金型作成、と行きたいところですが、その前にひとつ高いハードルがあります。金型作成費用です。金型作成にはそれなりの初期投資がかかります。(初期投資はかかるがいったん金型が完成すれば作れば作るほど1個当たりのコストは安くなる、というのが樹脂成型品の特徴です)。 そこで現在その費用捻出のため、ある機関に助成金を申請中。結果発表が3月末にあります。祈る気持ちで結果待ちです。

色塗りは各地のイベントなどで子供たちに塗ってもらうことを考えています。もし金型が完成してデコイを大量生産することになった際には、ぜひ色塗りイベントに御協力下さい。

(サギコロニー調査HP http://herons-egrets.sakura.ne.jp/
(日本野鳥の会愛知県支部HP http://www.wbsj-aichi.org/
posted by Ted at 04:50| Comment(0) | コアジサシ保護
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: