前回の調査ではちょっとした不思議なことがあったため今回はその不思議な疑問を解明したいという思いがありました。その不思議なこととは、両インターチェンジ合わせてコサギの数が5月から6月調査時にかけて減っていたのです。普通、5月から6月にかけては幼鳥の巣立ちで数が増えるのですが、今年はなぜかコサギのみ数が減り、5月時点で282羽いたコサギが6月で163羽になってしまいました。(下記グラフ参照)

6月調査時は雨模様で視界が悪く識別に誤差が出たのか、それとも本当に数が減ったのか、よくわかりませんでした。
サギコロニー調査前には皆で近くの公民館に集まって事前打ち合わせと飛翔サギ識別勉強会をします。今回の勉強会ではコサギとアマサギ(白いアマサギ)の識別ポイントを動画によるクイズ形式で重点的に解説しました。白いアマサギはコサギやチュウサギとの識別が困難なのですが、識別ポイントのコツをつかめば識別することが可能です。コサギも同様にポイントさえつかめば識別できるようになります。今回の調査でも小学生2名を含むファミリーが参加してくださいましたが、その小学生の男の子は第1問、飛翔する白アマサギを識別し正解しました。拍手!

下の写真がこの日の勉強会で一番の難問です。写真をクリックすると拡大するのでじっくりと見て考えてみて下さい。(回答は一番下にあります。)

さて調査結果ですが、まずは速報です。(後日数字を修正する可能性あり。)
蟹江IC 2453羽
弥富IC 2370羽
合計 4823羽
昨年の7月時点での合計羽数は、5190羽だったので若干少ない数字となりました。
さて肝心のコサギの数ですが、現在集計中のため後日ブログで発表します。
次回の第4回調査は、8月27日(土)午後2時30分集合です。
8月は幼鳥がほぼ巣立ちしてすごい群れで帰巣してきます。どうぞお楽しみに。
(問題の答え:左がアマサギ、右がコサギです。クチバシの長さと首下のくびれ具合が識別のポイントです。)