茨城のサギ研究者である益子さん(サギタオルのイラストを提供して下さった方です、)と筑波大学の徳永先生がアメリカのノースカロライナ州で9月に開催されたサギのシンポジウムに参加され、その際に愛知県支部が作ったサギうちわとサギタオルをオークション用にアメリカに持参して下さったのです。
オークションはテーブルの上に並べられたアイテムの横に置かれた用紙に各自が購入金額を記入していくという「サイレントオークション」方式です。うちわとタオルのセットで最高で13ドルの値がついたそうです。あのオリジナルグッズに値がつくとはうれしい限りですね。2年前にサギうちわを作ったときはまさか海を越えて海外の研究者の手に渡るなどとは夢にも思っていませんでした。また同じテーブルの上には我々愛知県支部のサギコロニー調査活動を紹介した資料も置かれ、世界中のサギ研究の大御所が集まるサギシンポジウムで我々のような素人集団の活動が紹介されるという光栄に授かりました。何ともありがたいことです。
集会自体はサギだけではなくアジサシの集会もあって全部で150名ほどの参加があり、そのうちサギシンポジウムには約50名が参加されたとのことです。各自の研究発表や研究者ネットワークの今後の展開、研究があまり進んでいない希少なサギの研究を今後どう進めるかについてのディスカッションがありとても良いシンポジウムだったそうです。
話はかなり飛躍しますが、日本野鳥の会愛知県支部においては、日本でサギのシンポジウム「サギサミット」を開催することが夢です。サギサミットではサギの生態からサギと人との共生、さらには日本の鷺山の歴史まで幅広いテーマについて皆で話し合ってサギと日本人との関わりを深めていきたいと思います。開催年度は未定ですが、賛同いただけるかたはその際はぜひご参加よろしくお願いします。開催場所は愛知県、季節はもちろん蟹江・弥富ICサギコロニーでサギが繁殖している夏です。参加者全員で蟹江・弥富ICコロニーを観察に行きましょう!
サギコロニー調査ウェブサイト http://herons-egrets.sakura.ne.jp/
日本野鳥の会愛知県支部ウェブサイト http://www.wbsj-aichi.org/