2017年05月02日

稲沢市矢合町サギコロニーの状況

稲沢市の矢合(やわせ)町サギコロニーの状況を確認してきました。

今まであった竹林は2016年の8月頃にほとんど伐採されており、したがってその場所での営巣はゼロ。
矢合町_2017.5.02.JPG

その代わり、隣接する矢合観音の駐車場にある巨木の樹冠にアオサギとダイサギが営巣していました。
伐採前からこの巨木にはアオサギが営巣していたのですが今年はその数が多いようです。このすぐ横には小学校のプールがあります。
M2110008.JPG

この矢合町サギコロニーを日本野鳥の会愛知県支部が初めてカウント調査したのは2014年8月31日で、このときは合計羽数1892羽でした。
2015年8月22日の調査時は1828羽。
2016年は調査していないのですが、ほぼ同数ではないかと推測します。

この地区は周辺にサギの営巣に適した樹林が多く、竹林を伐採すると必然的にサギは分散して周辺の樹林に営巣すると考えられます。
そういった懸念を記載した報告書を2014年の調査後に当会から稲沢市には提出していました。

さて、竹林を伐採されてから最初の営巣シーズンとなる今年は今後どのようなことになるのでしょうか。
今朝、付近を歩いて見回ったところ、すでにコロニーの分散が始まっており、南西にある寺社林にアオサギが営巣をしていました。
M2110012.JPG

ダイサギも樹冠に1羽止っていたため、いずれ近いうちに営巣を始めると思われます。
問題はこのお寺に隣接して保育園があることです。
今後この営巣林と保育園とで何か問題が起きないか懸念されます。

これからチュウサギやアマサギが続々と渡ってきて営巣を始めることでしょう。
そうなると周辺住民との間で新たな軋轢が生まれることが予想されます。
竹林を伐採した結果、そうなるわけですから今度は人と人との軋轢が生まれるのではないかという強い懸念があります。

コロニーの樹林を伐採するときは、その結果どのようなことが起こるのか予測してその対策も立てておく必要があります。これは住民だけの手に負える問題ではなく行政が主導していくべき問題です。稲沢市はもっと積極的に矢合町サギコロニー問題に取り組むべきです。

やみくもにコロニー樹林を伐採しても新たな軋轢を生むことになりかねません。


日本野鳥の会愛知県支部 http://www.wbsj-aichi.org/
サギコロニー調査 http://herons-egrets.sakura.ne.jp/
ポートアイランドを野鳥の保護区にする活動 http://www.wbsj-aichi.org/port_island/page.html


posted by Ted at 10:00| Comment(0) | サギコロニー調査
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