参加者25名。例年8月調査は参加者が減ります。学生さんたちが帰省してしまうのと、暑いことが要因でしょう。一番サギの羽数が増える月なので来年からはもう少し参加者を確保したいと思います。
さて、今回もYさんにお菓子を準備していただきました。いつもながらのグッドチョイスです。
準備ありがとうございました!

今回の調査では、西側からの飛来が非常に多かったです。アマサギの20〜30羽の群れが次から次へと帰巣する様は壮観でしたね。カウントを担当した人は息をつく間もないほどでした。
最終的なサギの羽数は約4600羽となりました。弥富ICの分がそのまま蟹江ICコロニーに集まったようです。昨年と比較すると微増でした。蟹江ループ内は完全にオーバーフローして、北側の法面の樹林地で営巣&ねぐら利用しています。

弥富IC内に設置したサギデコイですが、草に覆われてみえなかったところ、周辺の草刈りを実施して少し見えるようにしてもらいました。せめてねぐら利用してもらえないかと考えていたのですが、この日も確認できたサギの羽数はゼロでした。いったん忌避されると容易なことではサギはコロニーに戻ってこないようです。

さて、今シーズンのサギカウント調査は終了しました。
これで一息かと思いきや、愛知県支部では新たな調査研究を計画しています。
サギと人との軋轢を解消するには、サギを人のいない場所に誘導してそこに営巣地を確保してやることが重要だ、とこのブログで何度も紹介してきました。
そのため弥富インターチェンジ内にデコイを設置して誘導実験をしてきたのですがまだ結果が出ていません。
そこで根本的なところに立ち返り、サギデコイそのものの誘引効果を確認するため県内某所にサギデコイを設置して、サギが忌避するのかそれとも引き付けられるのかの実験を年内に実施します。
そのために現在、準備中です。
人とサギとの軋轢解消に向けて何とかコロニー誘導作戦を成功させたいと思います。
日本野鳥の会愛知県支部HP http://www.wbsj-aichi.org/
サギコロニー調査HP http://herons-egrets.sakura.ne.jp/