2022年12月15日

鳥とクラシック音楽その3

「おうちでバードウォッチング」シリーズのひとつとして、曲の中に鳥が登場したり、題名に鳥の名前がついているクラシック音楽を紹介します。全部、YouTubeで聴くことができます。

今回は第3回目をお送りします。

@ヴィヴァルディ 『四季』から「夏」
ヴィヴァルディの超有名曲『四季』。
「春」「夏」「秋」「冬」の4つの楽曲から構成されていて、それぞれ3つの楽章から成っています。
一番有名な「春」は、知らない人はいないでしょう。最近では「冬」がよくフィギュアスケートで使われますね。
全ての楽章にはソネットと呼ばれる詩が付いています。(ソネットが歌詞として歌われることはありません)。

さて今回取り上げるのは「夏」の第一楽章。ソネットにはこう書かれています。

太陽が照り付ける厳しい季節に
人も羊の群れもぐったりし
松の幹も燃えるように熱い
よく通る声でカッコウが鳴き出すとそれに合わせて
キジバトとゴシキヒワが歌い出す
心地よくわたるそよ風を
突然立った北風が押しのけ
ひと荒れきそうな嵐におびえる
羊飼いの子は不運に涙を流す
(※ 注1)

ソネットの訳ではキジバトとなっていますが、楽譜の音階から推測するとキジバトではなく、モリバト(Columba Paulbus )と思われるため、以下はモリバトと記載します。※2

曲はゆったりとしたテンポで始まり、太陽照り付けるぐったりとした暑さが表現された後、急にテンポが速くなって、バイオリンソロがゴシキヒワとカッコウの鳴き声を交互に奏でます。
そしてチェロのソロが低音でモリバトの「グッ グーグー ポポウ」という鳴き声を模しています。

音楽を聴く前に、ゴシキヒワ、カッコウ、モリバトの鳴き声を学習しておきましょう。

ゴシキヒワのさえずり(ピチュチュゥピチョリピピピピピチピチピチチョリチョリチョリピピ)


カッコウのさえずり(カッコウ カッコウ カッコウ)


モリバトのさえずり(グッグーグー ポポゥ グッグーグー ポポゥ グッグーグー ポポゥ)


さらにカッコウ、ゴシキヒワ、モリバトの鳴き声が登場する部分の楽譜を添付します。
音楽を聴きながらご覧下さい。(書き込みは筆者)
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YouTubeのリンクはこちらです。「四季」全曲版。
「夏」は、10分30秒から。鳥の鳴き声は、11分51秒〜12分25秒辺りまでです。
ヴィヴァルディ『四季』


Aチャイコフスキー 交響曲第2番「小ロシア」
ロシアの大作曲家チャイコフスキーは、マンフレッド交響曲を含めると全部で七つの交響曲を作曲しました。特に4番、5番、6番「悲愴」が有名ですね。
今回紹介するのは第2番「小ロシア」。ちなみに「小ロシア」とは現在のウクライナのことです。
チャイコフスキーはこの曲に三つのウクライナ民謡を取り入れていますが、ここで紹介する第4楽章では、ウクライナ民謡「鶴」のメロディーが使われています。素朴な民謡のメロディーがチャイコフスキーの手にかかると、かくも壮大華麗な曲に変身します。
チャイコフスキーを聴く前に、ぜひ原曲のウクライナ民謡「鶴」を聴いてみましょう。その後でチャイコフスキーを聴くと彼の天才ぶりが分かると思います。

YouTubeのリンクはこちら
幼児向けアニメ動画です。ナベヅルっぽい鶴が黄色い帽子をかぶって歩いています。
ウクライナ民謡「鶴」

チャイコフスキー 交響曲第2番「小ロシア」
第4楽章は、22分38秒から始まります。民謡「鶴」のメロディーが繰り返されるごとに曲は盛り上がっていき最後には怒涛のフィナーレを迎えます。


Bラウタヴァーラ 鳥と管弦楽のための協奏曲『カントゥス・アルティクス』
ラウタヴァーラ(1928-2016)はフィンランドの現代音楽の作曲家です。鳥と管弦楽のための協奏曲「カントゥス・アルティクス」では、作曲者自身がフィンランド北部で録音した鳥の声とオーケストラが競演します。録音された鳥の声を使うアイデアはこれまでに他の作曲家でもありましたが、ラウタヴァーラは鳥の声を単に挿入音として扱うのではなく、オーケストラと協奏する「ソリスト」的な存在として扱っています。

曲は次の三つの楽章から成ります。
第1楽章:沼
第2楽章:憂愁
第3楽章:白鳥の渡り

「沼」に登場する鳥は、文献では明確に記載がないのですが、「ピリュリュリュリュリュリュリュー」という声はチュウシャクシギかと思います。チュウシャクシギの鳴き声と言えば「ピピピピピピピ」をよく耳にしますが、特に春の渡り時期はこの「ピリュリュリュリュリュリュリュー」という声で鳴くのを日本でも聞くことができます。この「沼」ではチュウシャクシギ以外に、ときどき白鳥のような声も聞こえてきます。
「憂愁」はシベリウスの「トゥオネラの白鳥」のような寂寥感ただよう楽章です。ここに登場するのは、スロー再生した「ハマヒバリ」とのことです。冒頭、ソロで歌い、やがてオーケストラの中に溶け込んでいきます。
「白鳥の渡り」朝もやのなか、鳴きかわしながらフィンランドの湖を飛び立つ白鳥たち。しばらく湖上空を旋回したあと、やがて南の空のかなたへ消えていく、そんな光景が浮かんできます。

YouTubeのリンクはこちら
17分くらいの曲です。全曲通して聴いてみてください。本当に美しい曲ですよ。
ラウタヴァーラ 鳥と管弦楽のための協奏曲「カントゥス・アルティクス」


Cヤナーチェク 歌劇『利口な女狐の物語』
チェコの作曲家ヤナーチェク(1854-1928)の有名なオペラ『利口な女狐の物語』は女狐が主人公のファンタジーオペラです。とはいえ、決して子供向けの内容ではなく性や生命のつながりのような内容も含んでいる大人向けファンタジーです。

オペラのあらすじ:森番の男に森で捕らえられた女狐ビストロウシュカは、森番の家に連れてこられるが逃亡し、穴熊をだまして、その穴に住む。そして雄狐と出会い結婚式を挙げる。森番と行商人は狐を捕えようとして罠をしかける。雄狐と子狐の代わりにビストロウシュカはおとりとなって逃げるが殺される。後日、森番は森の中で過去を回想し、生命のつながりに思いをはせる。

さて、このオペラで登場する鳥は、雄鶏&雌鶏、キツツキ、フクロウ、それにカケスです。雄鶏&雌鶏は第1幕第2場で女狐に扇動される場面に、キツツキ、フクロウ、カケスは第2幕第4場の結婚式の場面で登場します。

Youtubeのリンクはこちら
オリジナルはチェコ語で歌われますが、ここでは英語版の動画を紹介します。
https://www.youtube.com/watch?v=ncXiyM4Aj_M&ab_channel=BardConservatory
雄鶏と雌鳥が女狐に扇動されて殺される場面は、第1幕の終わり頃、24:00〜28:00の幕が降りるまで。
第2幕第4場の結婚式の場面は、1:04:00頃。まず白装束のフクロウと、青い衣装のカケスが色々な動物と共に登場。1:05:30頃、キツツキが登場。白と黒と赤の服を着てまるでアカゲラのようです。
その後、印象的なメロディーが流れて結婚式が盛り上がり、このオペラ一番のクライマックスを迎えて第2幕の幕が降ります。


Dチャイコフスキー バレエ「眠りの森の美女」から、「青い鳥とフロリナ姫のパ・ド・ドゥ」
チャイコフスキー三大バレエのひとつ「眠りの森の美女」。邪悪な妖精カラボスにかけられた呪いのため100年の眠りについたオーロラ姫は、王子の口づけで目を覚まし、結婚式を挙げる、というストーリー。第3幕の結婚式の場面では、赤ずきんと狼、シンデレラ、長靴を履いた猫など、オーロラ姫を祝うためにおとぎ話の主人公たちが出てきて踊ります。「青い鳥とフロリナ姫のグラン・パ・ド・ドゥ」もその中の一場面です。
YouTubeのリンクはこちら
https://www.youtube.com/watch?v=RkAHSXki4eI
青い鳥とフロリナ姫が2人で踊るパドドゥ 1:59:37〜2:02:05
次に、青い鳥が一人で踊ります。 2:02:35〜2:03:25
次にフロリナ姫が一人で優雅に踊ります。 2:03:40〜2:04:45
最後にもう一度2人で踊ります。 2:05:05〜2:06:30

この後、「長靴を履いた猫の踊り」もご覧ください。猫の扮装をしたダンサー2名がまるで猫のように踊ります。 2:07:05〜2:09:12

Eマーラー 交響曲第1番「巨人」
マーラーは交響曲「大地の歌」を含めると10曲の交響曲を完成させました。その中で第1番「巨人」は演奏機会が多く人気の高い曲です。
冒頭、まるで濃い霧がたちこめる深い森の中のような序奏で始まります。やがて、クラリネットが「カッコウ、カッコウ」とクラシック音楽ではおなじみのカッコウの声を模します。カッコウの声を模したわけではないという説もあるようですが、誰がが何と言おうが、どう聞いてもカッコウなんですよ。(笑)。その後、カッコウ、カッコウ、カッコウ、タッタッタッタタッタッター、ターラララーラーラララー、ターラララーラーラーと第1主題が始まります。

YouTubeリンクはこちら
https://duckduckgo.com/?q=%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%80%80%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC%EF%BC%91%E7%95%AA&t=newext&iax=videos&ia=videos&iai=https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fwatch%3Fv%3DZzuclebUeMA
最初にクラリネットが「カッコウ」と吹くところ 2:16〜
もう1回、クラリネットが「カッコウ」と吹くところ 3:11〜

今回は以上です。
鳥とクラシック音楽の深い関わりを味わいつつ、野鳥観察とクラシック音楽の両方を楽しんじゃいましょう。


注1: 参考HP http://vivaldi.music.coocan.jp/vivaldi/sonetto.html

注2:ヴィヴァルディ「夏」のゴシキヒワ、カッコウ、ハトの鳴き声が楽譜のどの部分に相当するのかは長年の疑問でした。音楽だけ聴いていると、ゴシキヒワとカッコウをバイオリンソロひとつで奏でていることは分かりにくいですね。それとチェロのソロがハトの鳴き声というのも分かりにくいです。でも楽譜を見ると、ちゃんとバイオリンソロのパートにゴシキヒワの声と並んでカッコウの音階が書いてあり、チェロがハトの声を奏でているのです。ヴィヴァルディ、すごい!
 もうひとつの疑問は、ハトが何バトを表すのか、ということでした。ソネットの原文では「キジバト」と記載されています。しかしチェロパートの音階はどう聞いてもキジバトの鳴き声ではないのです。そこで、チェロパートの楽譜を頼りにして、欧州に生息するハト類の鳴き声を片っ端から調べてみました。その結果、モリバト(Columba Paulbus )の鳴き声がチェロパートの音階にぴったりと当てはまることが判明しました。しかもモリバトはイタリアでは留鳥ということなので、おそらくヴィヴァルディはしばしばモリバトの鳴き声に耳を傾けていたことでしょう。ソネットには「キジバト」と書いてあるものの、ヴィヴァルディはモリバトの鳴き声の方が曲想に合うと考えて、モリバトの鳴き声を曲に取り入れたのかもしれません。こんな空想を楽しめるのも、「鳥とクラシック音楽」の醍醐味です。

こちらもお読みください。
鳥とクラシック音楽その1
鳥とクラシック音楽その2


日本野鳥の会愛知県支部



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2020年12月29日

2020年の活動振り返り

2020年の日本野鳥の会愛知県支部の活動を写真で振り返ってみます。

2020年はまず、1月11日〜12日に名古屋国際会議場で「あいち・なごや生物多様性EXPO」があり、コアジサシ保護活動をテーマにした展示をしました。
コアジサシのデコイをずらりと並べて壮観です。
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1月は弥富インターチェンジへのサギコロニー移設作戦をしました。
このところ更新をサボっていますが、サギコロニー調査ホームページはこちら。

まず1月25日(土)に弥富野鳥園にチームメンバーが集合、サギデコイの色塗りをしました。
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プロの木登り屋さんに樹冠へのサギデコイ設置を依頼して樹冠にアオサギのデコイを設置、まずアオサギを誘導し、その後ダイサギなど白いサギたちを弥富コロニーループ内に誘導して蟹江コロニーの過密状態を緩和しようという試みです。


1月26日、プロの木登り屋さんと愛知県支部精鋭のサギレンジャー2名が弥富インターチェンジループ内にアオサギデコイを設置。写真の黄色いバンはネクスコ中日本さんの車両です。
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ちょうどこの日、1月26日は愛知県支部の支部総会の日。
弥富のデコイ設置現場と、総会を開いている会議室とをオンラインでつないで実況中継、大いに盛り上がって、サギ調査隊リーダーH君の伝説のプレゼンとなりました。
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樹冠に設置したサギデコイ。さすがプロの技。デコイの視認性がすごく良いです。
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2020年は当初、SDGsで盛り上がった年でした。
2月1日には、愛知県から講師をお招きして、SDGs講習会とワークショップを開催、参加者全員で楽しくSDGsについて学びました。

参加者募集のHPバナー
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当日の様子
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SDGsワークショップの様子。
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2月8日には別の団体が主催するSDGsカードゲームセミナーがあったのでそちらに支部長、副支部長、普及企画部部長の3名が参加しました。
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2月は愛知県支部の新役員Nさんが企画した「乗り鉄・鳥鉄」を開催。
これはローカル鉄道に乗ってのんびりと景色を眺めながら現地に赴き、到着した駅から鳥を見て、それから歩いて探鳥して昼食後、現地解散、という緩い感じの探鳥会です。
参加者募集のHPバナー
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探鳥の後、皆で昼食を取りました。電車で移動なので昼食はビール付き。酒好きにはたまらない企画でした。
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さて、これらのイベントと並行して1月から進めていたのが「コアジサシ音声発生装置」プロジェクト。ソーラーパネルで発電した電気をバッテリーに蓄電し、コアジサシの音声を入れたプレーヤーを駆動してスピーカーからコアジサシの音声をコロニーで流してコアジサシを誘致する、というものです。助成金を頂いて実施しました。
詳細はこちらのブログに書いたのでご覧ください。
ブログはこちらをクリック

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さて、3月に入ると新型コロナ感染拡大防止のため、イベントや探鳥会の中止が相次ぎました。下の写真はコアジサシ色塗りイベントの参加を呼びかけるHPバナーです。残念ながら色塗りイベントは中止、続いて出光興産愛知製油所の敷地内へのデコイ設置も中止となりました。
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探鳥会の中止、ステイホームを呼びかけるチキンのHPバナー。
斬新なデザインで随分と話題になりました。
作成は普及企画部役員のMさん。
ここで一気に全部公開します。(クリックで拡大)

3月中止。
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ステイホーム。
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続いて4月も中止。
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続いて6月まで中止。
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7月少しずつ再開。
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8月コロナ第2波でまたまた中止。
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ステイホームで楽しむ「おうちでバードウォッチング
おうちでバードウォッチングのページはこちら
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バードイーティング
ステイホームで鳥を美味しく食べようという、ぶっ飛んだ企画。
でもご安心ください。食べるのは野鳥ではなくチキンです。
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チキンを美味しく食べるためのレシピはこちら
chikenresipe.pdf

野鳥ジグソーパズル
野鳥ジグソーパズルはすべて普及企画部部長のHさんが作成しました。
写真提供は支部会員のNさん。(2021年野鳥の会カレンダーの入選者)
こちらをクリックするとパズルのページが開きます。
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さて、コロナ禍にあってもサギコロニー調査は中止にするわけには行きません。
公民館での識別勉強会は中止し、参加者を絞っての実施となりました。

サギ調査初日の1週間前、人家のないエリアにサギを誘導するため、簡易型のサギデコイを蟹江インターコロニーの南側に設置しました。
写真は愛知県支部サギレンジャーの面々。左からゴイサギレンジャー、チュウサギレンジャー、そしてアマサギレンジャー。
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調査第1回目当日の夕暮れの風景。
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こちらは6月28日の第2回目調査の風景。
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ねぐら入するコサギの群れ。ほとんどシルエットしか見えませんが、
識別訓練を受けた愛知県支部のサギ調査員はこれを瞬時にコサギと識別します。
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7月25日のサギ調査では再度、簡易型サギデコイを設置のため、
サギレンジャーの精鋭が勢揃い。
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サギデコイ設置。蒸し暑くて大変でした。
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サギデコイを設置した場所の樹冠にねぐら入りしたサギの群れ。
(サギデコイに誘引されたか? そう信じたいですね。)
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毎年、名古屋栄セントラルパークギャラリーで実施している「セントラルパーク写真展」ですが今年は開催時期を少しずらして、6月2日〜6月14日の日程で開催しました。
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今年も素晴らしい作品が勢揃いしました。
ここで全てをお見せできないのが残念です。


8月2日には毎年恒例の「ツバメねぐら入り観察会」を実施しました。
愛知県支部のスタッフはツバメお面を被っています。
「しるこサンド」を持ってポーズを決めているのが愛知県支部の支部長です。
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ツバメねぐら入りのクライマックス。圧巻です。
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8月9日には、なごや環境大学の共育講座の一貫で、子供向けワークショップ「野鳥探偵」を庄内緑地公園で開催しました。
(写真は「ペンギンの謎を解け」のスタッフと子どもたち)
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子供たちはコロナで外で遊ぶ機会が少なかったせいか、
すこぶる元気でした。
(写真はミニ探鳥会)
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2018年から開催している「こあじさしデコイでアート」。
コアジサシデコイを改造して楽しむコンテストです。
コアジサシ1体1,000円の寄付金で購入してもらい、その寄付金はコアジサシ保護活動に役立てています。
今年も素晴らしい作品をたくさん出品してもらいました。「鬼滅の刃」を題材にした作品もありますよ。
詳細はこちらのブログを参照。すごく面白いのでぜひ見てください。
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9月の後半には、「こあじさしデコイでアート2020」に参加していただいた北米オーデュボン教会のオハイオ州の支部「西カヤホガ支部」の日本人スタッフの方から、「鳥マスクコンテスト」の参加呼びかけをいただき、日本からも参加することになりました。
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これはコンテストなので順位を決める投票がありました。
向こうのイベントなのに参加者がすべて日本人という結果でした。
その審査の結果はこちらの先方のページに載っています。


9月からはほとんどの探鳥地で支部会員限定で探鳥会を再開スタートしました。
参加人数は少ないですが再開できて皆、ほっとしました。


名城公園探鳥会が2018年に開催300回を迎え、記念の冊子を作成中でしたが、このたび本の形にまとまったため、300回記念冊子を無料配布、PDFファイルの電子版はこちらで閲覧することができます。
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10月4日には、瀬戸市メガソーラー建設予定地の視察に行きました。
この美しい原生林の森が破壊されてしまうとは信じられない気持ちでした。
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詳しくはこちらのブログをご覧ください。
Twitterで発信したところ、大きな反響がありました。
Twitter 2020/10/5のツイートはこちら

10月17日は今年1回目となる「初心者探鳥会」を藤前干潟で開催。
雨でしたが、「あいにくの雨」とはならないとことが愛知県支部普及企画部のすごいところ。稲永ビジターセンター2階から干潟の野鳥を観察したり、ミニワークショップを開催したりと参加者さんに楽しんでいただく工夫が満載です。

スタッフ一同、開始前の気合のポーズ「今日もやるぞ〜、おお〜!」
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スタッフは猫マスク(にゃんマスク)を着用。雰囲気を和ませます。
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庄内緑地野鳥写真展を11月11日(火)〜11月15日(日)に開催、
バードウォッチング初級講座を11月14日(土)に開催しました。
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11月21日には第2回目「初心者探鳥会」を名城公園で開催。
好天に恵まれて楽しい探鳥会となりました。
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12月6日は初開催となる、愛知、岐阜、三重、遠江の4支部による4県合同探鳥会を開催。参加者は4県合計で31名となりました。鳥も41種類も見られて賑わいました。
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12月19日は今年第3回目の「初心者探鳥会」を庄内緑地公園で開催。
少人数のため班分けをせず、皆で一緒に公園内を回りました。和やかでほんわかとした雰囲気の初心者探鳥会となりました。
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12月20日、名古屋市大曽根商店会のイベント「コロナに負けるな大曽根元気祭り」に出展、物品販売とコアジサシデコイの展示による保護活動のパネル紹介、および子供向けワークショップ「野鳥すごろく」をしました。
当初は野鳥図鑑画家の谷口先生ご夫妻が来名して、「たまご式鳥絵塾」やグッズ販売をシていただくことになっていましたが、コロナ第3波の影響で急遽取りやめとなりました。大変残念でしたが、愛知県支部のスタッフにてイベントを盛り上げました。
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下の写真はオリジナルの改造デコイ。一番上の2つが普及企画部部長のHさんの作品。奥から2列目が谷口先生ご夫妻の作品、一番手前が副支部長Nの作品(ウルトラマン、自衛官、シャア専用、ツイッター)です。
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2020年の活動紹介は以上です。

コロナ禍にありながら、思いのほかいろいろな活動を実施したのだなあ、と改めて実感しました。
幸い、愛知県支部の活動にともなうコロナ感染者はゼロでした。

2021年もコロナ感染拡大防止には最大限の配慮をしながら、探鳥会、野鳥保護活動、啓発活動に取り組んで行きたいと思います。

では皆さま、どうぞ良い年をお迎えください。

日本野鳥の会愛知県支部
役員一同
























































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2020年01月06日

SDGs講習会のお知らせ

最近、よくテレビ等でスーツ姿の人が胸に付けてるカラフルなこのバッジ、何だが気になりませんか?
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このバッジ、SDGs(持続可能な開発目標)といって、国連が推進している2030年に向けた17のゴールを表したバッジなんです。

SDGs(持続可能な開発目標)は、ピコ太郎さんがこちらの動画で宣伝してます。
(写真をクリックすると動画が開きます)
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「誰ひとり取り残さない」を合言葉にして、今や、世界中の大企業や、政府、自治体、NGOなどが取り組んでいる2030年に向けての人権、環境、エネルギーなど幅広い分野に渡る活動です。

そこで、日本野鳥の会愛知県支部もこのSDGsに取り組むべく、講習会を開催することになりました。

日時:2020年2月1日(土)10時〜12時
場所:名古屋市北生涯学習センター
参加資格:なし どなたでも参加可
申込み:不要
先着50名

地図



講師は、愛知県庁からお招きしています。

スケジュール:
10:00~11:00頃 愛知県庁の講師による講習会
11:00~12:00 愛知県支部として何が出来るか、何をやっていくかアイデア出し

SDGsに興味のある方、
鳥を見るだけでは物足りない方、
何か世の中の役に立つことをしたい方、
ボランティア活動をやりたい方、
  御参加を御待ちしております!!!

日本野鳥の会愛知県支部ホームページはこちら 
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