
にんじんCLUBさんとは、昨年このコラボ企画を5月と10月の2回実施、今回は7月に第1回目の開催となりました。
愛知県支部のスタッフは、ほっしー、テッド、なおちゃん、しばちゃんの4名です。
午前中、藤前干潟で野鳥観察、お昼は自然食ランチ、午後からは野鳥ワークショップを実施しました。
当日のスケジュールはこちらです。盛りだくさんです。

朝9時半、稲永ビジターセンターに集合した後、参加者10名で野鳥観察。
アオサギ、ダイサギ、カワウ、ウミネコ、ミサゴ、ササゴイ、カルガモなどが観察できました。
導流堤には魚をつかまえてお食事中のミサゴ、上空にはハヤブサも現れて参加者を楽しませてくれました。
1年中、野鳥を観察できるのがここ藤前干潟の魅力です。
探鳥会のあと、午前の野鳥ワークショップは「スズメのランチ」。
地面に敷いたシートに寝そべって、スズメの目線から草花や地面を観察したりスマホで写真を撮って、スズメがいつも見ている世界を体感していただきました。
普段、見慣れた風景もひとたび視点を変えるとそこは全くの別世界。
12時になり、お楽しみの自然食ランチ。
お品書き
ランチボックス
一品一品に心のこもった、美味しいランチでした。
ランチのあとは、午後の野鳥ワークショップです。
「いつも見ているこの鳥だ〜れ」は、街中を歩くとよく聞こえて来る4種類の鳥の写真が載った紙を参加者さんに渡して、その4種類の鳥の声を聞いてもらい、写真のどの鳥か、どんなふうに聞こえたかを紙に書いていただきます。鳥の声は、注意して聞かないと鳥が鳴いていてもなかなか気づきません。ちょっと注意を向けるだけで街中でもいろんな鳥の声が聞こえてくることに気づくというワークです。
次は、「江戸小咄でバードウォッチング」。これは鳥の名前がたくさん出てくる江戸の小咄が書かれた紙を参加者に渡して、それを読んでいただき、その文章に出てくる鳥に印をつけるというものです。江戸時代にも鳥に親しむ文化があったことが伺える楽しいワークでした。
続いて「鳥の体は食べ物でできている?」。これは様々な食物(かき氷、朴葉寿司、うめぼし付きおにぎり、ティラミス、etc,..)の写真をみて、それら食べ物に似た鳥を図鑑から探す、というワークです。鳥の色彩には、よく見るといろんな食べ物を連想させるものがあるんですね。バードウォッチングにもこんな楽しみ方があるんですね。
「鳥のくちばしと食べ物のつながり」では、鳥のくちばしの形とその食べ物には関連性があって鳥の体は食べ物に合わせて進化してきたということを考えてもらうワークです。
箸、ストロー、ペンチ、フォーク、ナイフなどの道具とくちばしを結びつけて、クチバシの役割を学んでもらいました。
最後は「鳥をつくろう」。今ここにいる鳥たちが10万年後の藤前干潟にどう適応してどんな姿になるのかを自由に想像してもらって、絵を描いてもらいました。
ちなみに下の絵は愛知県支部のワークショップスタッフのテッドが描いた「10万年後のカラス」。脳が進化して頭が大きくなり、手が生えて、羽根は退化して自力では飛べない代わりに空を自由に飛べる乗り物を運転するというカラスです。こんなふうに進化したら面白いですね。

参加者さんにも自由な発想でそれぞれ独創的な絵を描いていただきました。
ワークショップのあとは、にんじんCLUBさんによる有機野菜のお話。

これでちょうど終了時刻となり、解散となりました。
参加の皆様には、楽しい思い出を持って帰っていただけたことと思います。
次回開催日は未定ですが、また楽しい企画をしますので支部報やホームページをチェックしてみてください。
ではまた次回、楽しいひとときを過ごしましょう!
日本野鳥の会愛知県支部
ワークショップスタッフ一同