2020年06月28日

調査員募集のお知らせ〜サギコロニー調査 

サギカウント調査の調査員を新規募集します。

日本野鳥の会愛知県支部は、2011年から東名阪自動車道「蟹江」インターチェンジのサギコロニーのカウント調査をネクスコ中日本から受託を受けて実施しています。
サギコロニー調査ホームページはこちら
このサギコロニーは2017年10月の「ダーウィンが来た!」で放送されたので御覧になった方もいらっしゃると思います。
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サギたちが次々とねぐら入りする姿は壮観です。
カウント調査員はそのサギ6種類の識別をしながらカウントして記録します。
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今年は、久しぶりに新規カウント調査員を募集いたします。

初心者大歓迎。サギの識別が出来なくでも大丈夫です。まずは記録係からお願いします。
7月調査では、調査前に識別勉強会を実施しますので動画を見ながら識別方法を学んでいただけます。
現地でのマンツーマンの講習に変更いたします。

■参加資格: 愛知県支部会員であること。この機会に支部会員になりましょう!
支部型会員(赤い鳥会員)がおすすめです。
会員の申し込みはこちら

■日時: 7月25日(土) 午後14時30分
変更:午後16時30分〜午後19時30分頃まで

■集合場所: 蟹江町産業文化館内 蟹江中央公民館分館4階大会議室(200名収容)
現地集合に変更。お申込みいただいた方に別途連絡します。

■集合時間:午後14時30分午後16時30分

■スケジュール:
大会議室にて
 @調査方法の説明
 A愛知県支部からのお知らせ(コアジサシ保護活動等)
 Bサギ識別勉強会(サギの飛翔動画による識別ポイント解説)
 Cその他

午後16時30分 現地集合
初参加の方にマンツーマンでサギの識別方法講習

午後17時頃、蟹江インターチェンジ調査ポイントに移動

現地にて
 午後17時30分〜19時30分頃 サギカウント調査
 ねぐら入りするサギ6種類を識別しながらカウント。
 終了後、現地解散

※マスクまたはそれに準じるものを着用してください。
※蟹江中央公民館分館大会議室は200名収容の大きな部屋ですが40名の入場制限をしてお互いの間隔が十分にとれるよう配慮しています。

■持ち物
双眼鏡、筆記用具、虫除けスプレー、帽子。
長袖・長ズボン・スニーカー履きが理想。

■申し込み方法
お名前、年齢、電話番号をご記入の上、メールでお申込みください。
申し込み締め切り7月18日
なお写真撮影目的の参加はお断りしております。

お申込みはこちら


■参加者の声

・30代女性(2019年から参加)
飛んでるサギの識別は全くわかりませんでしたが、事前の識別勉強会で楽しく学ぶことができました。
今でもダイサギとチュウサギの識別は難しいですがベテランの人に教えてもらいながら楽しく参加しています。

・40代男性(2016年から参加)
サギの面白さにはまってしまいました。和気あいあいとした雰囲気で毎回楽しみです。

・20代男性(2015年から参加)
サギに魅了されて今では研究対象になっています。日本最大級のサギコロニーで調査ができることに幸せを感じています。

・50代男性(2011年の初回から参加)
もう9年目になりました。初回は支部役員のみの調査でしたがその後、様々な方が参加してくださるようになりました。
サギレンジャーヘルメットの作成など、楽しい調査ができるように工夫しています。


■カウント調査の様子
2020年6月
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posted by Ted at 11:23| Comment(0) | サギコロニー調査

2020年05月05日

新作サギレンジャーヘルメット 「支部長専用」

サギレンジャーヘルメットの新作「支部長専用」が完成したので発表させていただきます。

昨年春、サギレンジャー6種類、(アオサギレンジャー、ゴイサギレンジャー、ダイサギレンジャー、チュウサギレンジャー、コサギレンジャー、アマサギレンジャー)とオオバンレンジャー、クロツラヘラサギレンジャーのヘルメットを製作、おかげさまで好評でした。

でも何か、物足りなさがずっと残っていました。
何かが足りない。そんな思いがずっと続いていたのです。

で、あるときハッと気づきました。「そうだ。支部長の被るヘルメットがない。。」

そうなんです。我らが総大将、新實支部長が被るヘルメットがないんです。
これはいけない、一番肝心の支部長が被るヘルメットがなくては何も始まらないではないか。

そう思って、どんなヘルメットがいいのか、ずっと構想を練ってきました。
構想には約半年以上かかり、このたび構想が固まって一気に作成し、完成しました。

まずは、素材となるヘルメットを購入。
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眼鏡をどうするか悩みましたが、やはり本物がいいだろうと結論して、
支部長がかけているのと似たものを入手しました。
通販で5000円しました。こういうことにお金をケチってはいけません。
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支部長といえば、なんといってもあの太くて男らしい眉毛です。
「支部長専用」では眉毛を大胆にデフォルメすることにしました。

まず眉毛を紙で作って形を決めたのち、厚さ2mmのプラ板から削り出します。
プラ板から切り出すときに役立つのがP−カッターです。
写真のP−カッターはかれこれ35年以上愛用しています。
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同様にして目玉もプラ板から削り出します。

そして、支部長お得意の決めポーズ、「人差し指と親指のピースサイン」もプラ板から削り出します。
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削り出したら、カッターナイフとヤスリで形を整えます。
出来たのが下の写真です。
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ピースサインはプラ棒でヘルメットから吊り下げることにしました。
そのために5mm角棒を使用。この棒はスチロール樹脂で出来ていて、
70〜80度くらいのお湯に浸して温めると曲げることができます。
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ヘルメットに黄色でクチバシを描きます。
マスキングテープでしっかりとマスキングをしてエアブラシで塗装しました。
やはりサギレンジャーなのでクチバシがないことには格好がつきませんね。
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眉毛、目玉は黒で塗ります。目玉の白い部分には丸く切り出したマスキングテープを貼っておき、
黒で塗ったあとにはがします。
なんだか、「福笑い」みたいですね。
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塗料が乾いたら、ヘルメットに眉毛と目玉を接着剤で貼り付けます。
眉毛の位置と角度が結構難しいです。少し斜めにつけると、それっぽくなります。
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次は眼鏡の装着です。
眼鏡の鼻あてがヘルメットに当たって邪魔なのでニッパーでカットします。
眼鏡の製作者が見たら(なんてことだ!)って泣き出すかもしれませんね。
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そしてヘルメットに眼鏡を装着して、外れないように接着剤で固定します。
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ピースサインを5mm角棒に取り付けます。
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その角棒をヘルメットに取り付けます。取付部分には角棒を両側から貼って補強しました。
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仕上げに、ちょうどあごのところにピースサインがくるように角棒の形状を微調整します。
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そして完成!!
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これで今年のサギ調査は完璧です!


























posted by Ted at 16:10| Comment(0) | サギコロニー調査

2018年09月04日

サギカウント調査結果 2018年8月25日

2018年8月25日、今シーズン最後となる蟹江ICサギコロニーのカウント調査を実施しました。
参加者25名。例年8月調査は参加者が減ります。学生さんたちが帰省してしまうのと、暑いことが要因でしょう。一番サギの羽数が増える月なので来年からはもう少し参加者を確保したいと思います。

さて、今回もYさんにお菓子を準備していただきました。いつもながらのグッドチョイスです。
準備ありがとうございました!
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今回の調査では、西側からの飛来が非常に多かったです。アマサギの20〜30羽の群れが次から次へと帰巣する様は壮観でしたね。カウントを担当した人は息をつく間もないほどでした。

最終的なサギの羽数は約4600羽となりました。弥富ICの分がそのまま蟹江ICコロニーに集まったようです。昨年と比較すると微増でした。蟹江ループ内は完全にオーバーフローして、北側の法面の樹林地で営巣&ねぐら利用しています。
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弥富IC内に設置したサギデコイですが、草に覆われてみえなかったところ、周辺の草刈りを実施して少し見えるようにしてもらいました。せめてねぐら利用してもらえないかと考えていたのですが、この日も確認できたサギの羽数はゼロでした。いったん忌避されると容易なことではサギはコロニーに戻ってこないようです。
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さて、今シーズンのサギカウント調査は終了しました。

これで一息かと思いきや、愛知県支部では新たな調査研究を計画しています。

サギと人との軋轢を解消するには、サギを人のいない場所に誘導してそこに営巣地を確保してやることが重要だ、とこのブログで何度も紹介してきました。
そのため弥富インターチェンジ内にデコイを設置して誘導実験をしてきたのですがまだ結果が出ていません。

そこで根本的なところに立ち返り、サギデコイそのものの誘引効果を確認するため県内某所にサギデコイを設置して、サギが忌避するのかそれとも引き付けられるのかの実験を年内に実施します。
そのために現在、準備中です。

人とサギとの軋轢解消に向けて何とかコロニー誘導作戦を成功させたいと思います。

日本野鳥の会愛知県支部HP http://www.wbsj-aichi.org/
サギコロニー調査HP http://herons-egrets.sakura.ne.jp/





posted by Ted at 11:30| Comment(0) | サギコロニー調査