2017年05月23日

島根県雲南市のサギ駆除

島根県雲南市の撃ち殺されてしまったコウノトリはかわいそうでした。
それにしても「サギと間違えて撃った」とは聞き捨てならず、
雲南市にサギ駆除の状況を電話で確認してみました。

まずどんなサギ被害が出ているのかについて聞いたところ、「サギが田んぼの苗を踏み荒らす」のだそうです。
苗は一度踏み倒されると植え直す必要があるため農家の方にとって大変な手間となるとのことでした。

駆除するサギの種類は、ダイサギ、コサギ、チュウサギだそうです。
(チュウサギは準絶滅危惧種なんですけど。。)

駆除については、農家の方から依頼がある都度、その田んぼに行って駆除するそうです。
駆除は猟友会に委託、駆除の許可は市長権限で発令しています。

いつごろから駆除しているか確認したところ、
雲南市は平成16年に合併したが、それ以前から駆除は実施している、
いつ頃から始まったかは今すぐにはわからないのだそうです。

駆除数ですが、毎年100羽前後を駆除しておりその内訳は不明です。
(内訳不明って。。)

雲南市は農家が多く農業被害も多いので、
農業被害で農地を放棄されても困るため鳥獣被害対策には力を入れています。

今回の”コウノトリ事件”については雲南市は大変申し訳なく思っており、
2度とないように努めます、と担当者には謝られてしまいました。
(別に責める気は全くなかったのですけど。。)

この先コウノトリが増えて苗を踏む被害が出なければいいが、
と思いました。コウノトリはサギよりもずっと大きいので、
苗の踏み倒し被害はサギよりも大きいでしょう。

コウノトリが駆除される日もいずれは来るのでしょうか。
(国の特別天然記念物ですけど。。)

そうならないようにコウノトリは増やさないようにするほうが
いいのかもしれません。(いや、これは冗談です。笑)


人とサギの共存はなかなか難しいですが、愛知県はサギとの共存の見本として、
これからも共存方法を探っていきたいものです。

日本野鳥の会愛知県支部 http://www.wbsj-aichi.org/
サギコロニー調査 http://herons-egrets.sakura.ne.jp/
ポートアイランドを野鳥の保護区にする活動 http://www.wbsj-aichi.org/port_island/page.html


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2017年05月05日

弥富トレーニングセンターコロニー

弥富トレーニングセンターのアオサギコロニーを見に行ってきました。
M2130005.JPG

昨年同様に、アオサギとダイサギが営巣していました。
M2130006.JPG

さらに、チュウサギ、コサギ、ゴイサギ、それに私は確認できなかったのですが他の人からの情報として、アマサギもいた、とのことです。アオサギの営巣は他のサギ類の営巣を誘発するというサギ研究者の論文があります。まさにその通りの結果となりつつあります。
(写真はチュウサギ)
M2130008.JPG

いよいよここ弥富トレー二ングセンターコロニーも6種のサギが揃って大コロニーとなる可能性が高そうです。

弥富ICコロニーは相変わらずサギの姿はゼロ。蟹江ICとこちら弥富トレーニングセンターコロニーへと分散するのかもしれません。

弥富トレーニングセンターコロニーはセンター内に競馬関係者の宿舎がある以外には周辺に民家はないため、サギと人との軋轢は限定的なものになると思われます。

これから数週間はサギの営巣動向に目を離せません。

日本野鳥の会愛知県支部 http://www.wbsj-aichi.org/
サギコロニー調査 http://herons-egrets.sakura.ne.jp/
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2017年05月02日

稲沢市矢合町サギコロニーの状況

稲沢市の矢合(やわせ)町サギコロニーの状況を確認してきました。

今まであった竹林は2016年の8月頃にほとんど伐採されており、したがってその場所での営巣はゼロ。
矢合町_2017.5.02.JPG

その代わり、隣接する矢合観音の駐車場にある巨木の樹冠にアオサギとダイサギが営巣していました。
伐採前からこの巨木にはアオサギが営巣していたのですが今年はその数が多いようです。このすぐ横には小学校のプールがあります。
M2110008.JPG

この矢合町サギコロニーを日本野鳥の会愛知県支部が初めてカウント調査したのは2014年8月31日で、このときは合計羽数1892羽でした。
2015年8月22日の調査時は1828羽。
2016年は調査していないのですが、ほぼ同数ではないかと推測します。

この地区は周辺にサギの営巣に適した樹林が多く、竹林を伐採すると必然的にサギは分散して周辺の樹林に営巣すると考えられます。
そういった懸念を記載した報告書を2014年の調査後に当会から稲沢市には提出していました。

さて、竹林を伐採されてから最初の営巣シーズンとなる今年は今後どのようなことになるのでしょうか。
今朝、付近を歩いて見回ったところ、すでにコロニーの分散が始まっており、南西にある寺社林にアオサギが営巣をしていました。
M2110012.JPG

ダイサギも樹冠に1羽止っていたため、いずれ近いうちに営巣を始めると思われます。
問題はこのお寺に隣接して保育園があることです。
今後この営巣林と保育園とで何か問題が起きないか懸念されます。

これからチュウサギやアマサギが続々と渡ってきて営巣を始めることでしょう。
そうなると周辺住民との間で新たな軋轢が生まれることが予想されます。
竹林を伐採した結果、そうなるわけですから今度は人と人との軋轢が生まれるのではないかという強い懸念があります。

コロニーの樹林を伐採するときは、その結果どのようなことが起こるのか予測してその対策も立てておく必要があります。これは住民だけの手に負える問題ではなく行政が主導していくべき問題です。稲沢市はもっと積極的に矢合町サギコロニー問題に取り組むべきです。

やみくもにコロニー樹林を伐採しても新たな軋轢を生むことになりかねません。


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